TOEICに短期集中のオンライン学習はあわない
TOEICで「短期間に高得点をとる」ためには、TOEICの公式問題集を繰り返し解いて、「本試験感覚を養う」ことが効率的な勉強法のひとつです。
英語予備校の講師の人も、「短期間で高得点をとるためには、公式問題集をやりこむこと」が効果的な方法とツイートしています。
https://twitter.com/Englishpandaa/status/1131379361930780672?ref_src=twsrc%5Etfw
公式問題集で短期間に点数アップした人も。
もちろん、TOEICの公式問題や模擬問題はオンライン(サイトやアプリ)で解くこともできますが、オンラインで問題を解くことは、実際の試験環境とは異なるため、短期間での高得点をとるための試験感覚が身につきずらいです。
それは以下の理由からです。
PC・スマホで英語を読むのと紙で読む感覚は違う
画面クリックとマークシートではかかる時間が違う
ひとつずつ簡単に解説します。
PC・スマホで読むのと紙で読むのは違う
TOEICでは、リスニング・リーディングの試験問題を紙で読みます。
一方、PC・スマホはスクリーン上で読むことになるため、実際に英語を読む感覚にはズレがあります。
たとえば以下です。
スクリーンは表示分だけ認識可能 。一方、 紙は全体把握可能
一行の幅がPCとスマホでも異なる
特にスマホで読むときは流し読みしがち(注意力が散漫になりやすい)
上記のとおり、PC・スマホと、紙(実際の本試験)では問題を読む・解く環境が大きく異なります。
もちろん、個人差はあると思います。なかには、PC・スマホでも問題なく集中して読むことができると言う人もいると思いますが、「短期間」でより確実に成果を出すためには、できる限り本番に近い環境で練習した方がいいです。
画面クリックとマークシートではかかる時間が違う
TOEICの試験は時間との勝負です。
本試験は紙のマークシートのため、回答を塗りつぶす時間も試験時間に含まれます。
たとえば、単純計算ですが、
1つの回答をマークするのに2-3秒
100問で3-5分
リーディングの試験(75分)の約5%相当
となり、リーディングの試験時間の約5%は回答を塗りつぶす時間になります。
一方、PC・スマホであれば、クリックするだけなので、時間を要しません。
つまり、PC・スマホで問題集を解く場合、マークシートじゃない分、実際よりも早く完了してしまう可能性があるということです。
そのため、実際の本試験ではすべて問題を解ききれなかった…という事態を招きかねません。
上記のとおり、オンライン学習は実際の本試験と環境が違いすぎるため、短期間に集中して学習したとしても、オンライン学習だけで高得点をとるのは難しいです。
とはいえ、TOEICは基礎力無しに高得点はとれません。
そのため、時間がない会社員には、通勤時間中にアプリを使って英語の基礎力を上げて、自宅では公式問題集を紙で解くようにすれば、効率的に学習ができると思います。
つまり、
通勤時間中:アプリで基礎力アップ
自宅:公式問題集をやりこむ
です。
通勤時間中のおすすめアプリは以下の記事を参考してください。
以上です。