英語の発音や矯正が難しい理由
英語の発音や矯正が難しい理由
最初に英語の発音や矯正が難しい理由を簡単に解説します。
英語と日本語では音の数が違う
発音記号でしか学習しない
自分の発音があってるのかわからない
母音・子音の数が違う
次のとおりです。
日本語: 母音が5種類、子音は14種類
英語:母音15種類、子音は24種類
英語には日本語にない音がたくさんあります。
たとえば、日本語で「ア」はひとつですが、英語では「?」「a」「?」「a」「?」の5つあります。
なので、それぞれ違いがわからないと、聞き分けたり、発音することが難しいです。
発音記号だけで学習している
日本人は発音を記号で学びます。
たとえば、テストでは、cat の a の発音を「?」「a」「?」「a」「?」のなかから選択させます。ただ選ぶだけで、実際に「a」を聞きません。
つまり、実際の音とセットで学習してないです。
なので、ネイティブの英語を聞いても理解できない、自分も発音できないといった感じです。
自分の発音があってるのかわからない
自分のなかで、どの発音が、どのくらいが悪いかがわかりません。
たとえば、R/Lの発音が悪いと言われても、どう悪いのかわかりません。どう悪いかわからないと、自分では矯正しようがないです。
なお、たまに、ネイティブに伝わっているから、発音はOKと思う人がいます。正直微妙です。相手は文脈から推測しているからです。
たとえば、I find a sleepy zebra in zoo. は伝わっても、zebra だけだと伝わらないです。
とはいえ、繰り返しになりますが、どう矯正したらいいのかわかりません。
なので、ズルズルと発音が間違ったままになる悪循環です。
英語の発音矯正アプリ「ELSA SPEAK」とは
英語の発音矯正アプリ「ELSA SPEAK」とは
出典:ELSA SPEAK
ELSA SPEAKでは、自分の発音を人工知能が評価してくれます。
これだけだとよくわからないと思うで簡単に使い方です。
使い方
ELSA SPEAKはiOSとAndroidがあり、App Store またはGoogle Playでダウンロードします。
会員登録
最初にメールアドレスまたはFacebookアカウントで会員登録をすませます。
アセスメントテスト
ログイン後はネイティブ言語や英語レベルを選び、最初のアセスメントテストがはじまります。
テスト結果
具体的なイメージを持ってもらうため、いくつかテスト結果のツイートを貼ります。
これで、どの発音が、どのくらいできてる、できてないかが「定量的」にわかります。
レッスン
ELSA SPEAKではテスト結果をふまえて、最適なレッスンが提案されます。
あとは淡々とこなしていくだけです。
価格
ELSA SPEAKは無料で使えますが、有料のProプランもあります。
期間金額
1ヶ月900円
3ヶ月1950円
年間会員5900円
ライフタイム会員54900円
Proプランだと、以下のメリットがあります。
ELSA 辞書
レッスン内容の自動更新・追加
1,500+ 種類のレッスン
無料だとレッスン数に制限あるので、本気でコミットしたい人はProプランがいいです。
ELSA SPEAKが発音矯正に便利な理由
以下のとおり。
発音をスコア化
スキマ時間に学習できる
学習計画とアラート
それぞれ簡単に。
発音をスコア化
上記のとおり、ELSA SPEAKでは、音ごとに定量的に評価されます。
僕が知る限り、ここまで発音の定量化ができるアプリはないです。
定量化のいいところは、現状の可視化と上達がわかることです。
たとえば、1ヶ月前50%、1ヶ月間練習して65%になると上達がわかります。
TOEICなどの試験と同じで、上達がわかると、モチベーションアップにもなります。
ただし、ELSA SPEAKのテストはいつでも受けれるので、受けすぎは注意です。
スキマ時間にできる
これはほかのアプリも同じですが、1レッスン数分です。
なので、移動中・スキマ時間だけでもコツコツ進められます。
とはいえ、声を出す分、場所は気を遣う必要あります。
自分にあった学習計画の提案
アセスメントテストの結果をふまえてレッスンを提案してくれます。
どうやって進めたら良いかわからない、といった心配はないです。
ELSAはたくさんのユーザーが使っていて、そのデータを人工知能が分析後、最適な計画を提案してくれます。
ちなみに、最近英語コーチングが流行っていますが、こういった提案や進捗管理の重要性って高いです。そんなのいらないと思うかもですが、実際やってみると続かないので。
ELSAのデメリット
とはいえ、デメリットもあります。
発音の仕方は学べない
発音判定が甘いことがある
発音の仕方は学べない
ELSA SPEAKでは、どの程度発音できてるかが定量的にわかります。
ただし、どうやって矯正したらいいかまではわかりません。
たとえば、口・舌をどう使ったらいいかのレクチャーはないです。
なので、Youtube動画などを使って口・舌の使い方を学んで発音矯正する必要があります。
発音判定が甘いことがある
これは技術的なことなので、仕方ないですが、マイクで適当に発音してもOKな時があります。その逆も。
なので、どこまで信憑性があるかは、様子見なところはあります。
というわけで、英語の発音矯正アプリ「ELSA SPEAK」の紹介でした。
個人的には発音矯正って一番難しいので、Proプランをやる価値はあると思います。発音矯正スクールに比べたら激安ですし。
というわけで本日は以上です。